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中性脂肪の真実

脂肪肝
脂肪肝, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=16711 / CC BY SA 3.0

#消化器病
脂肪肝

脂肪肝(しぼうかん、)とは、肝臓に中性脂肪が異常に蓄積した状態のことを指す。

組織標本にした場合は、肝細胞内に脂肪空胞が見られる。要約すれば、何らかの理由によって脂肪代謝の処理が追いつかない状況に陥ったため、肝細胞の中に脂肪が油滴のように溜まって、肝細胞が膨れている状態である。

正常な肝臓に於いても湿重量で 5%程度の脂肪を持っているが、30%以上の脂質(主に中性脂肪)が過剰に蓄積している状態である。ボディマス指数(BMI) 30 以上の人はほとんどが脂肪肝との報告もある。希に疲労や腹部の軽い不快感を感じることがあるが特徴的な自覚症状は無く、非肥満者でも生じ肝障害の単なる合併症として捉えられていた上に、肝硬変などとは異なり未だ肝臓は可逆的な状態であるため、医師の関心が低く臨床的に軽視され臨床研究や対策が不充分と指摘されている。

ガチョウや鴨の肝臓を強制肥育によって肥大化させた高級食材「フォアグラ」や、稀にニワトリの雌鶏に見られる「白肝」も実は脂肪肝である。このため脂肪肝のことを、俗にフォアグラ状態になっているなどと喩えられることもある。

世界的にみると飲酒が原因のアルコール性脂肪性肝炎が脂肪肝の典型例である。日本では、女性の重症型アルコール性脂肪性肝炎は増加傾向にあるのは発泡酒やワインブームの影響と見る場合があるものの、日本では酒の消費量が減少しているにも拘らず脂肪性患者数は増加している。1991-1998年に宮城県で行われた調査によると、脂肪肝の頻度は16.6%から32.6%と7年間で2倍に増加した。

脂肪肝の原因は様々だが、非進行性(可逆的)変化であるため原因を除去すると正常に戻る。従って、脂肪肝自体は病気とは捉えられていない。ただし、脂肪肝は肝臓に慢性的に炎症を誘発したり、
肝機能障害を生じさせることがあり、放置すると不可逆的な病変である肝硬変や肝臓ガンの原因ともなる。特に、日本における脂肪肝のうち非アルコール性脂肪性肝炎は成人健診受診者の約30%(男性-約40%、女性-約17%)が罹患しているとされる。

日本人は倹約遺伝子として知られる変異型 β-adrenergic receptor (Trp64Agr)の保有率が高く、Trp64Agr を有している場合の非アルコール性脂肪性肝疾患罹患リスクは2.4倍に上昇する。このほか、PNPLA3の遺伝子多型やコリン欠乏症に関連する Val175Met 遺伝子多型を有していると脂肪肝を発症しやすい。

脂肪肝自体は病気とは捉えられず軽視されがちであるものの、肥満、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病と密接に関係して発生する場合もある。一方で、人間ドック受診者のうち BMI 25 以下の非肥満で且つ肝機能検査で ALT(GPT) や ALP(GOT) に何らかの異常値を認めない群からも脂肪肝の所見を有する人が 30% 程度いるとの報告がある。また、長期の糖尿病患者では気づかぬうちに脂肪肝から肝硬変に進展することもある。

なお、過剰栄養によって脂肪肝となることがある一方で、飢餓状態が長期間継続した場合も脂肪肝になる場合があることも知られている。

脂肪蓄積が進行すると肝細胞は徐々に線維化して行く。線維化のステージは下記の様に分類される。

いくつかの検査と問診により診断を行う。

B型肝炎ウイルス(HBs 抗原)、C型肝炎ウイルス(HVC 抗体)、各種自己抗体(自己免疫性肝炎)などの検査を行い原疾患の鑑別を行う。アラニンアミノ基転移酵素 (ALT)やアスパラギン酸アミノ基転移酵素(AST)の血液検査の結果だけで、脂肪肝の診断は行えない。理由はウイルス性肝炎が原因となる脂肪肝では ALT 、AST がときに、時に100 (IU/L)を越える高値になるのに対して、非アルコール性脂肪肝では ALT 、AST の上昇程度は小さい。また、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)では肝細胞の線維化が進行して正常な肝細胞が少なくなると、ALTやASTの値はむしろ低下するためである。
総合南東北病院資料より引用。

肝生検にての病理組織所見は決定される。基本的には肝細胞の脂肪変性が認められる。

観察者の判断差異や施設間差異の低減のため、下記表によるスコアリングによる病理診断(NAS: NAFLD Activity Score)が行われる事がある。

更に、下記 Younossiの診断基準を併用する事がある。

以上 1.または 2.を満たす場合NASHと定義する。

炭水化物や糖分はグルコースに分解され生体活動で消費さ…

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